Sai用WinTab(TF810C、Latitude 10及びそれと互換性のあるワコムドライバ使用Windows8機向け)
(2013/4/20版)
○概要
・TF810C、Latitude 10及びそれと互換性のあるワコムドライバのWindows8機でSaiの筆圧感知を有効にするdllです。
・筆圧調整、ボタン機能割り当て等、タブレットプロパティの機能はありません。
・SaiはVer1.1.0(正式版)で開発を行いました。1.2系(ベータ)ではテストしていません。
・Sai以外では使用できないでしょう。
○更新内容
・ペン側サイドスイッチのキーストローク連打不具合を修正(キーストローク以外は修正されていません)
・位置調整を画面回転したまま行えるように修正(調整の途中では回転させないでください)
○使い方
1.wintab32.dllとcal.exeをSaiフォルダにコピーしてください。
2.cal.exeを管理者として実行しタブレットの位置調整を行います。
サイドボタンでひとつ前の点に戻る。
何かキーを押すか、最初の点でサイドボタンを押すと終了します。
4点指定が終わるとSaveを訪ねるダイアログが出るので、OKを押すとwintab.iniを出力します。
3.Saiフォルダーにwintab.iniができたら、Saiを起動します(管理者として実行する必要があるかもしれません)。
レジストリ他は使用していないので、wintab32.dll、cal.exe、wintab.iniの削除でアンインストールできます。
○既知の問題
・2ボタンペンを使用しても、テール側サイドスイッチ設定は正常に機能しません。
・ペン側サイドスイッチ設定はキーストローク以外は正常に機能しません。
・システムが位置調整したカーソル移動と独自に位置調整を行うWinTab経由のカーソル移動が衝突しカーソルが振動します(描画は独自位置調整したカーソルの方から行われます)。
・ThinkPad Tablet2でも動作はしますが終了後スリープ解除に失敗します(電源ボタン長押し+一瞬離し2回ボタンONで復帰)。
○サイドスイッチ問題について
いろいろ調べましたがSai側にバグがあるのではないかと推測しています(正式のWinTabではWinTab側でサイドボタン設定できるため意識されなかったのではないでしょうか)。(あとペンの消しゴム側が範囲選択になるのもバグっぽい挙動ですね)
本来なら本物のWinTabと同じく独自にサイドボタン機能を実装するべきなのですが、今回は見送らせていただきます。